NHK Eテレ 「スイッチ」での、松岡修造さんと脳科学者の茂木健一郎さんの対談から

私は、絵画教室を始めて、しばらくしてから疑問をもちました。

「どうして子ども達に絵の描き方を説明する時に、自分の体験から描くように、思い出して絵を描くように教えているんだろう。

3歳の子でも描けるのに、10歳でも描けない子がどうしているのだろう。」と。


しばらくして、サイトで最もな1文を見つけたので抜き出して説明しますね。

それは、

「描く事が、記憶力を良くしたり、勘が冴える為の第1歩になる」

です。

内容は、

脳は、左脳と右脳でその役割が違います。

左脳は、言語処理・論理・理性などの働きを、右脳は、画像処理・感情・五感などの働きをします


私たちは、とても左脳的な生活をしていて、言葉を使い、理性を働かせ、論理的に生きています。

そして左脳優位な生活は、左脳の働きをますます強くし、右脳の働きを抑えるようになっています。

学校では、文系教科の言語的な能力と、理系教科の論理的能力の2つの能力を使い、その他の能力は、ほとんど使われずに、特に右脳の機能は衰えていっています。

私たちは日常あまりにも左脳の働きに頼る生活をしているので、左脳は右脳の働きを押さえ込み、とても論理的で、計算高く、ネガティヴで、本来ポジティブな右脳の能力が弱まっているのです。


しかし、何かの関係で左脳の働きが弱くなると、その弱さを補うように右脳の能力が高まり、歳をとり、言葉がうまく使えなくなると、絵がうまくなったりするようです。

つまり左脳と右脳はバランスをとりながら、人間の能力を高めているのです。

右脳は映像処理をしながら物を記憶していく能力に優れますが、直接無意識=潜在意識とつながっていて、その能力が活性化する事は、現代の教育や社会生活で、一番忘れられている事です。


左脳の言語処理による記憶は短期記憶になりますが、右脳の映像処理は長期記憶になります。

物を長く覚えるためには、言語で覚えるより、映像で覚える方が忘れなくなるのはそのためです。

絵を描くというのは、左脳優位な学校生活や社会生活の中で、潜在的に大きな力を持つ、右脳の能力を呼び覚ますためにとても必要な事です。

絵を描き続ける事で、記憶力が良くなったり、勘が冴えたり、思った事が現実に起こるようになります。


描く事がその第1歩になると、確信を持ちました。


参考にしたサイト 「夢を叶える学習塾サクセス」塾長ブログ

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